それなら、こんどの場合だって、当然津田のおばさんに班長になって貰うことができるぢゃないの。‥
労働協約っていうのは、なんだか難かしくって私たちにはよくわからないものだと思っていたけれど、とんでもないことだわ。
「それでは‥」と私は、小川さんにたしかめた。 「女の人だって、班長になれるわけですね?」