性労働の歴史

働く女性の歩み

「発言の手帳-組合婦人のために 労働省婦人少年局」1949年6月 パンフレットNO.4

1949年に作成されたパンフレットです。
戦後、労働三法が作られ、労働者は労働組合に加入し活動する権利が認められました。労働省婦人少年局では女性も労働組合に入り活動することを進めていきます。
しかし、せっかく労働組合に加入しても、組合の会議で発言することができない女性たちが当時は多くいたようです。

民主主義のもと女性も男性と同じ権利を得たけれど、それを生かすことができていない女性たちを、エンパワメントしたいという当時の婦人少年局の思いが伝わる資料です。

2ページに「発言こそは組合の問題を民主的にとりきめるための第一の門です。発言はあなたの義務であり、特権です」という文章があります。

資料も、イラストをすべてのページに配置して、読みやすいレイアウト、読みやすい文章です。
女性たちが興味を持って読みすすめられるよう、工夫がみられます。

パンフレットの構成は
・なぜ発言することが大切なのでしょう
・何となく気おくれがして発言しにくいひとのために
・勇気はどうしたらやしなわれるでしょう?
・練習が大切です
・発言することが会議に参加することです!
となっており、最後にまとめ「よい発言者となるために」で締めくくられています。

女性が発言をするためのこのような冊子が必要だったほど、当時の多くの働く女性たちは会議などの公の場で発言をすることができなかったことがうかがえます。

また、同年このパンフレットの少し前には同じテーマのポスターが制作されています。

ポスター「先ず勇気を出して発言しましょう」1949年3月